「My Best Enemy」
ミケランジェロの素描を、ヒトラーが同盟国のムッソリーニに贈呈することになる。あるユダヤ人の画商がそれを持っていることがわかり押収するが、鑑定すると模写だとわかる。本物はどこだ、とナチスの追求が始まる・・・というサスペンス映画。どんでん返しの連続の後、ラストで大逆転が起きる。脚本がうまくて、なかなか面白い。
ミケランジェロの彫刻「モーゼ像」のための習作スケッチが40 0 年前にヴァチカン美術館から盗まれて以来行方不明になっていたが、それが現存していることがわかった、というのが映画の設定なのだが、これが史実かどうか調べてみたがわからなかった。
映画のもう一つの設定である、ヒトラーが押収した名画を政治に利用したというのは史実。イタリア軍の連戦連敗で、ヒトラーはイタリアを内心ばかにしていたが、ムッソリーニ訪独の際、同盟国として一応の接待をするために国宝級の絵画をプレゼントした。
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