閑人の絵日記
2020年7月5日日曜日
チェンバレンの水彩画 透過する光
Trevor Chamberlain
光の画家チェンバレンは、風景の中に見つけたありとあらゆる種類の光を貪欲に描くが、その中で、布を透過する光を描いた絵に着目してみた。透過光を透過光らしく描くのはアマチュアには至難の技だ。
「キャンバス地のテント」という作品で、太陽光がキャンバス地のテントを透過している。チェンバレン自身も、このテントの光を見て、この場所を絵にしたくなったと言っている。
これも「キャンバス地のテント」という題名。中東の風景で、強い太陽が作る光と影のパターンが面白いが、中でも題名のとおり、道をまたぐ黄色いテントが主題になっている。テントを透過する光が見事に表現されている。
商店の照明がテントを透過して、ぼっと明るくなっている。お見事。(油彩)
インドを描いた風景画(部分)だが、女性のサリーを透過する光が、インドの明るい太陽を感じさせる。
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