Max Ernst
個人的に大好きなマックス・エルンストは森の絵が多いが、横浜美術館のコレクションに「少女が見た湖の夢」があり、コレクション展があると見ることができる。
中央にある湖は真っ黒で、その周りを不気味な森が囲んでいる。この森はじつは怪物の集まりで、近くでよく見ると一本づつの樹に眼があるのが分かる。(下は、中央にいる牛のような頭をした怪物)
ドイツでは、森は敵意を持った樹々に閉じ込められた恐怖の場所とされている。だからグリム童話では、「赤ずきん」や「ヘンゼルとグレーテル」などのように、暗い森で少女が怖い目にあう。この絵は、そんな少女が見る幻想の怖い森だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿