"Vienna on the path to modernism"
19 世紀末芸術の全貌を見ることができる。クリムトやエゴン・シーレなどの絵画だけでなく、建築・デザイン・グラフィックも含めた「ウィーン分離派」の全体像を理解できる貴重な展覧会で、見応えがある。展覧会のテーマは「モダニズムへ続く道」となっているが、作品からそのことがしっかり伝わってくる。
オットー・ワーグナーの建築は、その後の 20 世紀に始まるモダニズム建築の先駆けになっていることがはっきりわかる。
分離派のポスターをクリムト自身が手がけていたとは知らなかったが、構成といい、タイポグラフィといい、とても現代的なグラフィックだ。
バウハウスが始まるのは約 30 年後だが、こんなプロダクトデザインは、すでに片足をそこに突っ込んでいるかのようだ。
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