A prehistoric pit dwelling
地元にある原始時代の住居跡「三殿台(さんとのだい)遺跡」へ初めて行ってみた。縄文・弥生・古墳の3時代にわたって集落があったところで、竪穴住居が復元されている。
屋内に立派な炉があるが、燃えやすい茅の屋根がすぐそばにあり心配になる。建築史の本で調べてみたら、炉のすぐ上に水平の板を置いて炎をさえぎる防火対策をしていたと推測されているという。屋根は入母屋で、妻に煙出しの開口を設けているが、火を勢いよく燃やすと、暖気は煙と一緒に逃げてしまうので、ちょろちょろと燃やしていたのではないかという。室内はけっこう暖かかったらしい。
入母屋の茅葺屋根の古民家は、今でも田舎へ行くとたまに見かける。それと比べると、壁がなく屋根を直接地面に設置している(伏屋式)違いだけで、屋根自体は形も骨組みも全く変わらない。日本伝統の屋根の原型がすでに4千年も前からあったと思うと面白い。
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