Movie " Rodin "
ロダンが傑作を生み出す過程を臨場感たっぷりに見ることができる。ロダンの「創造」がテーマで、副題の「カミーユ 〜」はサブ的。カミーユが主人公の映画「カミーユ・クローデル」ではロダンの不誠実さがもとで精神が狂ってしまった悲惨な生涯を描いていたが、今回のロダンはカミーユに対してつねに誠実な想いを寄せていたように描かれている。
いちばん詳細に制作過程が描かれているのは「バルザック像」で、モデルを前に頭部の習作を作る場面や、着衣を作るのに現物を石膏に浸す場面など興味深い。また途中でたくさんのバリエーションが試みられていたことがわかる。ラストは箱根「彫刻の森美術館」のこの作品のまわりで子供たちが遊んでいるシーンで終わる。
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