コルビュジェが国立西洋美術館を設計する過程をスケッチや習作図面で紹介している。コルビュジェが何をどう考えたか、思考の軌跡がわかって面白い。初期の段階では現西洋美術館だけでなく3つの建物で構成する総合芸術センター的な大きい構想を考えていたことがわかる。それは実現しなかったが、その後も松方コレクションに止まらない広範な展示内容の提案も行なっている。単に箱物の設計ではなく、空間やコンテンツのビジョンを描いている。また途中で挫折や迷いが生じて何度もスケッチをやり直している様子が興味深い。(国立西洋美術館にて開催中)
0 件のコメント:
コメントを投稿