この間のアカデミー賞授賞式での発表間違いのニュースを聞いた時、てっきり盛り上げるための演出だろうと思ったが、その後の報道で本当の事故だったと知った。「作品賞」の発表の時に、係員が「主演女優賞」のカードをプレゼンターに渡してしまい、プレゼンターは間違いに気づかずそのまま読み上げてしまった、というのが事故の概要らしい。間違われたエマ・ストーンはいい迷惑だ。間違えた係員はクビになったそうだ。
これに関してネット上にとてもいい指摘があった。本当の犯人は係員ではなく、感違いを起こしやすい紛らわしいカードのデザインそのものだ、という指摘だ。写真の左が実際に使われたカードで、右がこの筆者が提案する改良デザイン。実際のカードでは
・最も重要な「主演女優賞」の文字が下の方に小さく書かれていて気付きにくい。
・オスカーの式の最中に不必要な「オスカー」という文字が上に大きく書かれている。
・女優名と作品名の文字が同じ大きさなので作品賞と主演女優賞が混同されやすい。
右のデザインでそれらが改良されている。情報の重要度に応じて文字のデザインをすることや、文字の視認性・可読性の大切さを訴えている。どこをどう操作するのかパッと見て分からない P C の画面をはじめとして、分かりにくいデザインが世の中に溢れている。つねづね思っていることをこの投稿はズバリ言ってくれている。( ↓ サイトリンク)
https://medium.freecodecamp.com/why-typography-matters-especially-at-the-oscars-f7b00e202f22#.d35pfpx5c
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