人間は神様が創ったと信じるキリスト教徒にとって、猿が人間の先祖だという進化論は許せないものだったが、150 年後の今では世界中で当たり前のことになっている。しかし保守的なキリスト教信者が多いアメリカでは今でも大多数が進化論を否定していて、州によっては学校で進化論を教えることを禁止しているという。今年の大統領予備選でトランプと競ったクルーズ候補は「進化論は真っ赤な嘘だ」という選挙スローガンを掲げていたが、それが票になるのがアメリカだ。
だから映画は猛反発を受け「映画を公開すれば、配給会社には神とその忠実なしもべであるアメリカ国民による正義の鉄槌が下るだろう」と攻撃されて公開中止に追い込まれた。
(映画は日本でも未公開で、DVD化もされていないが、輸入DVDで観れる。)
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