2016年11月23日水曜日

有楽町で逢いましょう



有楽町駅で電車を待っていると、ホームの目の前にあるビックカメラの巨大広告が嫌でも目に飛び込んでくる。この建物はかつてはそごうデパートだったが、その頃はもうすこし落ち着いた雰囲気だった。

昭和33年にヒットした「有楽町で逢いましょう」はそごうがモデルで、例の『あなたを待てば雨が降る・・』の歌詞の中にそごうとその周辺の情景が盛り込まれている。『駅のホームも濡れたろう ああ小窓にけむるデパートよ・・』と有楽町駅も出てくる。

これはそごうが仕掛けて作らせた曲で、デパートの立地としては銀座や日本橋に比べてイメージ面で不利な有楽町のイメージアップを狙った一種のCMソングだった。当時そごうの宣伝部にいてこれをやったのが大学の大先輩のKさんだったが、ブランド戦略の成功例として「有楽町で逢いましょう」のことをよく自慢していたのを思い出す。







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