旅での小さなスケッチで得たインスピレーションをもとに制作するようすが描かれていていて、有名な代表作がたくさん登場します。
いちばん面白かったのはこの場面。展覧会でライバルのコンスタブルの作品と隣どうしになります。(すでに展示された状態でまだ最後の仕上げをしているのは当時の慣習だったのだろうか?)コンスタブルが神経質に細かく筆を入れているのを隣りで見ていたターナーは、それをおちょくるかのように自作へ無造作に赤の絵の具をポンと乗せます。それは海に浮かんだブイになるのですが、感覚的かつ大胆なターナーの作風を象徴しているようで面白い。ほぼ同時代に生きた二人は、コンスタブルは努力型、ターナーは天才型と言われていますが、そのことがよく分かる場面です。
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