Chianti
イタリアのワイン「キャンティ」のボトルが好きで、よく描いた。
The Iron Horse
「大統領とハリウッド」(村田晃嗣)という本は、大統領を中心に、アメリカ政治と映画の相互作用の歴史をたどった本だが、その中で面白いことを言っている。ハリウッドは各時代の大統領を題材にした映画を作ってきたが、トランプ大統領を描いた映画だけは登場していない。その理由は、トランプ自身の言うことが、奇抜で面白いエンターテインメントになっているから、あえて映画を作る気にならないからだという。確かにこの本がいうとおり、トランプの言動はどんなコメディ映画よりも面白い。例えばトランプが最近発表した歴代大統領のランキングがある。トランプ自身が最高ランクの「The Greatest」になっていて、その次にリンカーンやワシントンの「Great」が続き、オバマやバイデンは最下位の「Failuer」になっている。これをジョークでなく、本気でやっているのだから、面白すぎて、ハリウッドの人たちもトランプの映画を作る気にならないのはわかる。
同書によれば、歴代大統領の中で最も多く映画が作られた大統領は、リンカーンだという。もちろん黒人奴隷制を廃止して南北アメリカを統一した偉大な大統領だからだが、そのなかで、「アイアン・ホース」はリンカーが登場する名作のひとつだ。この映画は、1924年の白黒サイレント映画だが、後に西武劇の巨匠になるジョン・フォード監督の傑作として有名だ。映画の冒頭で、「アメリカは南北戦争で南北に分断されていたが、ミシシッピ川やロッキー山脈で東西にも分断されていた」と字幕が出る。そしてリンカーン大統領がアメリカ大陸横断鉄道建設の命令をする大統領令に署名するシーンから始まる。黒人奴隷制度を廃止して南北アメリカを統一したリンカーンが、鉄道建設によってアメリカの東西も統一した偉業を讃える映画だ。
川で魚をとっているのか、男が小さなボートに乗っている。まわりの畑には積みわらが並んでいる。太陽はモヤで霞んでいて、光は柔らかい。
日没直後のマジックアワーの田園を描いている。空は微妙な色で輝いている。その色が水面に美しく反映している。手前で男が釣りをしている。夕暮れの懐かしい雰囲気を誘う。
日没直前の残照。あたりは暗いが、空はまだほの明るい。
このニュースにはビックリした、というより笑ってしまった。トランプ大統領陣営が、 「SEGA」ならぬ「MAGA」の ”新作ゲーム” を発表した。 SEGA風のゲームだが、ロゴもそっくりで、たぶん AI に作らせたのだろう。なお SEGA は著作権侵害で訴えることなどしないようだ。報復が怖いのだろうか。
Magic Hour
「トワイライト」の光は日が落ちる直前の時間だが、「マジック・アワー」では、すでに太陽が沈んでいるが、まだ柔らかい光が空を染めている。この時間は一日のうちで最も空が美しいが、20 分くらいしか続かない。
絵画では、マーチン・ジョンソン・ヘイデという19 世紀のアメリカの画家が、「マジック・アワー」の風景をたくさん描いた。いずれも空の微妙な色の美しさを描いている。それが郷愁を誘う。
MLB
MLB の試合を見ていると、大谷選手など日本人選手が3人いるチームはロサンジェルス・ドジャースだけで他にはないようだ。またドジャースはヒスパニック系の選手が多い。
そこで、MLBチーム全体の選手の人種構成を調べてみたら、以下のようだった。
Twilight Landscape
きのうはアマチュア向け教科書に載っているトワイライトの描き方の見本のような絵を紹介したが、今回はトワイライトをさまざまに描いた歴史上の名画を集めてみる。
Twilight Landscape
Afterglow
函館本線は、小樽の近くで日本海沿いを通るが。車で通りかかった時、線路と踏切が見えた。すでに日が落ちて暗くなり始めていて、残照だけが明るい風景が印象的だった。 しかしこの昼でもない夜でもない時間の光を絵に表現するのが難しい。
Memory Bias
見にいってはいないが面白そうな展覧会だ。「記憶」が無意識のうちに「汚染」」されたり、人の「記憶」を意図的に「汚染」させることが日常的に起こる。「記憶」にまつわる「認知バイアス」の危険性を認識させようという意図の展覧会のようだ。「記憶」に関する認知バイアスの代表は「虚偽記憶」で、過去に実際に起こらなかったことを本当に起きたと思い込むバイアスだ。
だから「思い出」も後から作られることがよくある。それは「事後情報効果」と呼ばれる。「バイアスの心理学」という本に、ある実験が紹介されている。ひき逃げ事件の映像を見せて、一週間後に事故の内容を思い出してもらう実験をした。「逃げた車は赤色でしたか?」と質問されると、被験者の頭の中に赤い車が浮かび、それが「記憶」になってしまう。それで「赤い車だった」と答える。人間の記憶がいかにあいまいで、後からの情報に影響されやすいかを示している。
もうひとつ「確証バイアス」というバイアスがある。自分の考えと一致する情報ばかりを集め、それ以外の情報を無視することをいう。例えば「A型の人は几帳面だ」と信じている人はA型の人に接すると、その人の几帳面な部分にだけ注目して、大雑把な部分は無視する。そうして「やっぱりA型の人は几帳面だ」ということが「確証」になっていく。SNS の偽情報で、繰り返して同じ情報に接すると、だんだん本当のように思えてくるのも同じだ。